相談内容｜私は現在、高校１年生です。高校2年生の8月から一年間、オーストラリアに交換留学に

回答

　芸術系の大学でデザインを勉強されたいということですが、「デザイン系にいきたい！」という気持ちがあれば、絵筆を持ったことのない人でも十分デザイン分野で活躍することができます。

　ただ、ご存知の通り、日本の芸術系大学の入試科目には、ほとんどの場合、基礎的なデッサン力と色彩構成力をみるための実技試験が設けられていますので、芸術系大学を受験する場合は、それなりの専門的なトレーニングが必要だと言えます。しかし、芸術系大学に関しては「こうすれば絶対に現役で受かる」という方法はありません。小さい頃から絵を描いている上、予備校に通っている人でも浪人することはよくあることです。ですので、少しでも合格する確立を上げるために「行きたいな」と思った学校の作品の傾向を研究すると良いと思います。その学校の実施する体験入学などに今から積極的に参加してみても良いでしょう。

　もう一つの可能性としてご紹介したいのは「海外アート留学」です。特にオーストラリアには著名な芸術系大学もあります。海外の芸術系大学は日本と違い、試験という形ではなく、ポートフォリオという作品集と面接とTOFELの得点で合否が決まることが多いようです。また、特長として合格ラインに達しなかった場合、そこで入学できなくなるのではなく、その大学の入学準備コースみたいなものへの入学をすすめる学校が多いです。つまり浪人することがないんです。帰国してからの準備期間が短いということを踏まえるとこのような進路も手かと思います。（津田）

2006年01月更新