回答

　高校時代に文系選択をした生徒でも、農学部をはじめとする理系学部を受験することは可能です。

　仮に受験できない可能性があるとしたら、推薦入試やAO入試の出願条件に特定の教科の評定平均値の基準が設けられており、文系選択であるが故にその教科の履修ができなかった場合くらいでしょうか。

　ただ、理系学部に進む場合、入試の際や入学後に理数系科目の知識や素養が必要となってきますので、文系選択ですと不利になるのは間違いありません。

　一般入試で受験する場合、履修していない入試科目を独学で学ぶ必要がありますし、推薦入試を利用する場合も未履修の理数系科目があると選考に不利になるかもしれません。

　それら様々な条件を考慮に入れると、理系学部を目指すのであれば、高校時代の文理選択では、素直に理系を選択しておいた方が無難だと言えます。

　文系科目の多くは、暗記が中心となりますので、勉強方法や問題の解答方法にコツがいる理系科目よりも独学がしやすいものです。それもあって、文転は楽だが、理転は難しいと言われています。

　ですので、悩むようならとりあえずは理系選択をしておくことをおすすめします。

2015年07月更新