進路相談

理学療法士になるには、高校で理系選択をしておかないと駄目でしょうか

私は将来、理学療法士になりたいと思っています。 理学療法士に学歴はあまり関係ないという話をネットで見かけましたが、なるべくレベルの高い授業を受けたいと考えたため、国立大学を目標に勉強をしています。 ただ、問題が一つあります。自分はどうやら文系向きのようで、理系科目では生物にしか自信を持てません。 現在、高校1年生で、理系の勉強を頑張っていますが、数学に手こずっています。来年の春には文理選択があるのですが、今の状態で理系選択をするのは無理なのでしょうか?

回答

 数学(+物理、化学)で良い成績を取るためには、やはり数学的センスが必要になってきます。

 高校の授業は学年が上がるごとに内容が難しくなっていくものですので、高校1年生の時点の数学に手こずっているようですと、理系選択をするのは厳しいかもしれません。

 とはいえ、「センス」というものは、ある程度のレベルまでは努力で磨けるものですので、実際に文理選択をする時期になるまで、数学の先生に相談するなどして、数学的センスを磨いていってもよいと思います。

 理学療法士や看護師などの医療職(コ・メディカルとも呼ばれます)は、基本的に理系の職業であるため、理数系のセンスを磨いておいて損はありません。

 特に国立大学を目指す場合は、センター試験(2021年1月からは大学入学共通テスト)や大学個別二次試験で、難易度が高い範囲の理数系問題が出題される可能性が高くなるため、高校の理数系教師の指導を受けやすい理系選択の環境で学んでおいた方がよいでしょう。



 もし、頑張ったけれど理系選択は厳しそうだということであれば、文系選択から理学療法士を目指すことも不可能ではありません。

 国立大学は厳しくとも、私立大学や専門学校であれば、入試科目数も限られるため、数学や物理を避けて、暗記での対応がしやすい生物や化学のみを選択する形での受験も可能だからです。

 もちろん、その分、入学後に数学、物理などの勉強を頑張らなければならない場合もありますが、少なくとも入学自体は可能だと言えます。



 既に調べられている通り、理学療法士などのコ・メディカルは、国家資格の有無が重視されるため、学歴に関してはそれほど問題とならない場合が多いです。

 ですので、国立大学を第一目標としつつ、いざという時には私立大学や専門学校志望に切り替えられるよう用意をしておくとよいでしょう。

2018年05月更新

答えは見つかった?
なら次のステップにGO!

資料請求するとプレゼント🎁と交換できるポイントがもらえます✨

TOP